ヒトトヒトホールディングス(549A)が2027年3月期通期業績予想を修正

ヒトトヒトホールディングス(549A・東証スタンダード)は、2026年10月22日、2027年3月期通期業績予想を修正すると適時開示を行いました。売上収益は、前回予想の20,120百万円から26,020百万円に修正され、調整後1株当たり当期利益も前回予想の48円21銭から53円57銭に上方修正されました。

発表の内容

ヒトトヒトホールディングスは、2027年3月期通期連結業績予想を修正し、以下の通り発表しました。

業績予想の修正(2027年3月期 通期)

項目 前回予想 今回修正予想 増加率 前期実績(調整後)
売上収益 20,120百万円 26,020百万円 29.3% 18,641百万円
調整後EBITDA 1,335百万円 1,500百万円 12.4% 1,128百万円
調整後営業利益 1,140百万円 1,300百万円 14.0% 906百万円
調整後親会社の所有者に帰属する当期利益 675百万円 750百万円 11.1% 545百万円
調整後1株当たり当期利益 48円21銭 53円57銭 11.1% 38円93銭
  • 前期実績(2026年3月期):表の前期実績は、大阪・関西万博関連業務の受託による一時的な収益と、過去のM&Aに伴う無形資産償却費の影響を除いた調整後の数字です。

この開示は、売上収益の変動が東京証券取引所の適時開示の基準(連結売上収益の10%以上の変動)に当たったため行われたものです。

補足される指標

今回の開示では、M&A関連費用等を控除した以下の指標も開示されています。

  • 調整後EBITDA:営業利益+減価償却費+M&Aに伴う無形資産償却費+M&A関連費用に基づいて計算されます。
  • 調整後営業利益
  • 調整後親会社の所有者に帰属する当期利益

なお、M&A関連費用には、仲介手数料、弁護士費用、DD費用、FA費用、企業価値算定費用、PPA算定費用などが含まれます。

会社が説明した理由

会社は修正の理由の中で、2026年7月31日付でSPD&Companyの株式取得(子会社化)を完了したことを挙げています。

また、前期実績である2026年3月期においては、2025年日本国際博覧会(大阪・関西万博)関連業務の受託に伴う一時的な収益や、過去のM&Aに伴う無形資産償却費が計上されている点も開示されています。

注目点と注意点

前回予想と比べて、売上収益は29.3%、調整後の各利益は11.1〜14.0%増える予想になりました。

今回の予想から、会社はM&A関連費用などを除いた「調整後」の利益を主な指標として開示しています。前回予想は調整後の指標ではありませんが、前回の公表時点ではM&A関連費用などが発生していなかったため、EBITDA以外の利益は調整の前後で同じ数字だと説明しています。

一方で、調整後の数字には、M&Aに伴う無形資産償却費やM&A関連費用が含まれていません。会計上の利益(調整前)とは数字が違う点に注意が必要です。

まとめ

ヒトトヒトホールディングスは、SPD&Companyの子会社化を理由に挙げて、2027年3月期の通期業績予想を上方修正しました。売上収益は29.3%、調整後の各利益は11.1〜14.0%の増加です。調整後の数字は、M&Aに伴う費用などを除いたものである点に留意が必要です。

本記事は開示情報を整理したもので、投資を勧めるものではありません。投資判断は自己責任でお願いします。

出典

元記事: 549A ヒトトヒトホールディングス(株)(Yahoo!ファイナンス)

ヒトトヒトHD「2027年3月期通期業績予想の修正に関するお知らせ」(2026-10-22 適時開示)

ヒトトヒトHD「2027年3月期通期業績予想の修正に関するお知らせ 補足説明資料」(2026-10-22 適時開示)

この記事は上記の公開情報をもとに、内容を整理して作成しています。

コメント

このブログの人気の投稿

テクノマセマティカル(3787):株式交換発表による株価急騰の分析

クボテック(7709):激しい値動きの背景にある「産業用検査技術」の再評価とは